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Dr. Ian Rossborough

小児カイロ 2016年6月17日

オーストラリアのDr. Ian Rossborough がネット上に公開した、生後4日の赤ちゃんに対するアジャストメント動画に関して、オーストラリア国内外で大きな議論になっているようです。
 
今回の一件についての詳細を伝えるサイトのリンクもここではシェアすべきかともちろん思いましたが、全文英語であり、私にはそれを正確に翻訳する語学力がありませんし、その中にはもちろん問題とされている動画も含まれていますので、興味のある方はご自身でお調べいただけたらと思います。
 
私個人としては、そのリンクをここでシェアすることが同時に、議論を呼んでいる動画のさらなるシェアにもつながると考え、現段階では差し控えた方が賢明だと判断しています。
 
 
私は今回の出来事から、カイロプラクティック未法制化国の日本において、小児カイロを誰よりも先んじて周知し実践する私たちにとっても、いろいろと、改めて、参考にすべき事柄があると強く感じました。
 
特に小さな子どもに対するアジャストメントのようすを収めた「写真や動画」の取り扱い、そしてそのシェアのメリットまたはデメリットの判断について。
 
さらに、小児カイロを専門的に実践するドクターとして、最新かつ知り得るベストな「エビデンス」に基づいた小児カイロの効果や安全性に関する発信、および小児科医療の一つの選択肢としての小児カイロが持つ根拠と意義に関する情報発信や発言。
 
 
実は、私も以前「小児カイロってやばーい!!怖ーい!!」などと、ほんの少しでしたが、「炎上」と言われる現象を経験したことがあります。もちろん非常にストレスを感じる時間でしたが、実はその中で本当にたくさんのことを学ぶことも出来ました。
 
例えば、新生児に対する小児カイロアジャストメント・テクニックの一つであり、dural tension(新生児に特徴的に見られる体の強い突っ張りや緊張につながる、硬膜を中心とした緊張やねじれ)を改善するためのreverse fencer (赤ちゃんを45度から90度の範囲で30秒ほどゆっくりと逆さに持ちあげる形)というアジャストメントの写真であっても、
 
ネット上の「匿名の方々」の表現では、「キャー!赤ちゃんが逆さ吊りの刑!あり得ない―!!」などというツイッターを中心とした投稿になってしまうのか!!という思わずビックリな経験から、特に小児カイロ分野における写真や動画の「取り扱い」には細心の注意が必要になると「痛感」させられました。
 
 
今回の出来事の中で一番の問題点は、youtubeに動画をアップするという、かなりの拡散を意識したアクティブな情報発信をしながら、テレビのインタビューでは「私はエビデンス分野の専門家ではない」と発言してしまった点です。
 
そうではなく、エビデンスは?エビデンスは?と詰問されても、毅然と、例えばICPA(国際小児カイロプラクティック協会)からのリサーチやデータなどを、現時点で存在する小児カイロの「ベストなエビデンス」の一つとして紹介すべきだったと感じます。
 
厳しい言葉かも知れませんが、Dr. Ianほどのドクターなら、あの動画をネット上に投稿するのであれば、少なくとも生後4日の赤ちゃんに対するアジャストメントに至った、その赤ちゃん本人のヒストリーや検査結果などの詳細、ママからの訴え、そして小児カイロにおける夜泣きの赤ちゃんへのアジャストメントの意義、そして小児カイロ分野の全体的な根拠やエビデンスなど、バランス良くキチンと踏まえておいていただきたかった!
 
あの動画をアップしたなら、プラス面もマイナス面も含めて、どのような反響、どのような影響が出る可能性があるのか?
 
ご自身のドクターとしての活動においてだけでなく、小児カイロ業界はもちろん、カイロプラクティック業界全体に与えるさまざまな影響は、少なくとも「想定」しておいていただきたかった、と記しておきます。

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Blog記事のコメント

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    上村 高史:日頃真面目に取り組んでいる専門医にはとても迷惑な内容ですね! もっとその関わっている人達の事を考えて行動出来なければ今まで積み重ねた信用は一瞬にして消えます。本人はそれで済みますが小児カイロへの影響は? 特に小児のカイロプラクティックは必要性を知られていない、安全に行う事が大人以上に大変だと思います。

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    小畑 おばた 良明:今回の一件に関して、カイロプラクティック業界内の議論が「アジャストメント」や「テクニック」や「その強弱」などに終始しているとすれば、業界の未来は非常に暗いですし、おそらくそうなんだろうなーと想像しています。情報発信の方法や質について、ICPA(国際小児カイロ協会)のレベルはとても高く緻密です。

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    山口 茂:僕はドクターイアンは大好きです。
    僕は逆にこの一件で小児カイロプラクティックの存在と小児カイロプラクティックの素晴らしさを伝えるいい機会になればと思います。
    実際にドクターイアンにアジャストを受けた子供たちやその親御さんたちは感謝してます。テレビニュースでイアンを取り上げネガティヴに近い話ばかりでがっかりしました。その反面もっとポジティブな事も取り上げて欲しいなと思いました。
    だって小児カイロプラクティックをしている先生はお金が目的ではなく本当に小児カイロプラクティックは素晴らしくまたその子や親御さんたちの力になるためにやっているのですから、そしてその素晴らしさを知っているのですから(o^^o)

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    小畑 おばた 良明:小児カイロについて、メディアも世間の家族も、山口先生のおっしゃるように受け止めて欲しいと、私たちは誰よりも願っているのですが、あの動画にあるのは、小さな赤ちゃんへのたった一回のアジャストメントに見えますが、その背景には本当にたくさんの要素が含まれている。ある日あるドクターがある赤ちゃんの胸椎へのアジャストメントを実施しただけでは決してないのですが、その辺りがほとんど伝わらずに、野次馬根性的に取り上げられるに至ったプロセスには、動画を出した側にも取り上げた側にも、反省すべきポイントが実にたくさんあるのです

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    山口 茂:それがメディアなのでしょうね。そこには真実はなく、真実はその場所にあるのですから(o^^o)
    いい方向に進む事を願います。私は今まで通り実践します。求められれば(o^^o)

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    小畑 おばた 良明:願うだけじゃなく、今まで通りだけじゃなく、常に行動して、常に進化しましょう

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    山口 茂:はい、わかりました!
    願うという事はイメージしてます。イメージすると人は自然と行動します。実践し続けると進化します。私はいつもそうしてます(o^^o)
    私のオフィスでは小畑先生の話をよくします。親御さんたちは関心しています。 いつもありがとうございます!

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    清水 友浩:英語を完全に理解出来ない自分でも、「エビデンス」や「コリック」=夜泣きというワードが出てきて、ある程度は理解できました。しかし、憔悴されてたドクターイアンは1人で戦った故、上手くパネラーや視聴者を納得させれなかった。
    我々はコリックの為にアジャストをしてるのでは無いですよね?
    あくまで「イネイト」の表現を高める為にアジャストするんですよね?
    生後4日なら夜泣きはある意味「自然」ですよね?
    普段から必死で小児カイロを実践している我々はコリックにフォーカスはしません。 色々なバーストラウマを持って産まれた赤ちゃんであっても必死に良くなろうとしている姿をサポートするのみです。
    カイロプラクティックにしか出来ない事をもっと声高に伝えていくべきではないでしょうか?
    そこは、小児であろうとそうでなかろうと、表現できる我々がもっと発信すべきです❗️

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    Shin Takahashi:そんなにラフなアジャストどころかマイルドだと思ってしまうのは僕もバキバキ系だからかしら。結局カイロプラクター叩きがしたいだけ。抗生物質や解熱剤で赤ちゃんばたばた死んでもそこはスルー。ビデオでポキッてアジャスト一回流せばみんなギャー。ってかメディアが煽ってるのバレバレ。さすがワクチン大国オーストラリア。あほらし。IanDCには頑張ってほしいな。ただ小畑DCの言うようにアジャストのみの動画はマズイかなと思いました。

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    小畑 おばた 良明:小児カイロの役割や重要性を発信するという活動は、地道に少しずつ、ゆっくりと継続して行うべきものであって、特に目を引きそうな小さな赤ちゃんのアジャストメント動画をアップしておきながら、メディアや世間に突っ込まれたらタジタジって...Dr. イアンだけじゃなく、こういう意図がハッキリせず、責任とれないような情報発信は謹んでもらいたい...

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    Shin Takahashi:まぁ確かにそれはありますね。生後4日しかたってない赤ちゃんのThoracicをknee chestのように膝の上でバキッてのはインパクト強すぎるから本人もある程度の「反響」は想定しておくべきといったことろでしょうか。それができないなら最初からビデオに流すなよ、ってなりますね、特に小児カイロドクターからしたら。

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