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レポートなぜ「発達障害」というレッテルを安易に貼ってしまうのか?

2015年2月21日(土)10時~12時 at 神戸

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発達障害を一言で説明できるのか!?
プロの目から見てもかなり幅があり、難しい問題テーマに取り上げた、
"なぜ「発達障害」というレッテルを安易に貼ってしまうのか?"を開催しました。

発達障害の疑い、傾向と診断された方がメリットやデメリットが
あるとよく議論されていますが、
そもそも発達障害という概念がハッキリしない現代で、メリットはあるのか?
成長が遅いと、昔は無かった「発達障害」という言葉に当てはめてしまいがちです。

そもそも、発達障害は増えているのでしょうか?
Googleトレンドで調べると確かに、
発達障害という検索数は増えています。

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診断が出来るようになったので、
発達障害とラベリングされる子どもは増えているようです。

本セミナーでは、発達という言葉自体を英語で調べ直し、
developmental difficulty、developmental disease、developmental disorder、developmental impairment、developmental problem、lack of developmentなど、英語で表現するといくつかの表現方法があるのに、日本語では「発達障害」という表現しかないという現状を理解して頂きました。
発達の苦手と診断しても伝わらないので、発達障害という表現で理解してもらうケースが多いですね。

さらに、IQ(知能指数)をベースにつくられた区分表を見てもらい、
自閉症とIQとの関連性をお話しました。

当院が今まで診た自閉症の子でも重度の子もいれば、軽度の子もいます。
発達障害というものとADHDというもの、今は全て混合している状態が理解して頂けたかと思います。

ちょっと成長が遅いからといって、
ちょっとコミュニケーションがとれないからとって、
ちょっと時間を守れないからといって、
発達障害というレッテルをはる。
何気ないちょっとしたことで、その子の人生が流れていくことが今の世の中存在します。

医療機関に検査を受けにいって、
「この子は大丈夫です」といって帰す医療従事者は少ないです。

そして、なぜ発達障害は増えているのか?というテーマにも着目し、
現代の環境や増加の背景、薬についてなど、子どもの脳の発達にどう影響しているのかを考えさせられます。

小児カイロの観点から、
「子どもの運動不足とぶつかり合い不足」
による、"脳と神経の発達を促す、感覚運動刺激の不足"について問題指摘しました。

子どもの運動というのは、感覚も駆使されます。
運動と感覚の刺激は脳に伝わる神経の大部分を占めていますので、
脳の感覚神経を促すことになります。
刺激のないところでは子どもの身体は育ちません。

なぜ発達障害が増えているのか?
まずは大人が現実を知ることが大切だということをお伝えさせて頂きました。

※セミナーでご紹介した早稲田教育評論はこちら≫

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